2007年07月15日

3つの耳

人間には左右で二つ耳がついています。音楽を聴くときは左右についている耳で十分ですが、いざスピーカを調整しようとするときはもう一つの耳、機械の耳の助けを借りる事が重要だって事に気付かされました。

何をしていたかというと、SPの上にちょこんと乗っているスーパーツイータの調整です。実はスーパーツイータの調整って非常に難しくて、1mm単位で音が変わってしまうのにほとほと困り果てていました。これがなぜかといえば、スーパーツイータの担当する周波数領域における波長が数cm(例えば、15kHzでは22.7mm)になってしまうからなんですね。こうなると5mm程度動かしただけで位相が90°くらい回ることになるので、元のTWの位相にぴったり合わせるのは至難の業なわけです。耳で合わせることも無理ではないのですが、高域で位相がきっちり合っているかどうかを聞き分けるほどの耳を持ち合わせていないので機械に頼りました。さらに突っ込んでみたいところですが、思いっきり物理のお話になって長くなりそうなので、別枠でまたそのうち…(笑

さて、やり方です。まずはumemeさんのページにあるように測定環境を整えます。音量などの設定が終わったら、リアルタイムアナライザを見つつ山が1つになるようにスーパーツイータを前後左右に動かしていきます…と、画像があればわかりやすいのですがまだキャプチャしてないのでとりあえずテキストだけアップすることにします。画像は後日〜。

で、出てきた音は今まで聞いたこと無いほどリアルな音でした。もともとBoleroGrandeはいい音でしたが(←身内びいき?/笑)さらに輪をかけて素晴らしい音になりました。ピアノやドラムの立ち上がりや一音一音のテクスチャ、音場の広がりや見通しの良さまでがこんなにもよくなるとは思いませんでした。

それにしても、こういう環境が個人で手に入る現代はいい時代ですね〜。少なくとも物理学的な特性については、測定という手段を通じて「数字に基づいた議論」ができるようになったわけです。今までほとんど文学的な言葉でしか語られなかったオーディオの世界に数字を使えるようになって…これからが楽しみです。

posted by Akimitsu at 21:29| Comment(2) | TrackBack(0) | セッティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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